権限とロール
目次
- 概要
- 権限の決まり方
- 2つのロール
- 管理メニュー(権限の細分化)
- ロール別・権限別 早見表
- 共有による権限(エージェント・データベース・テンプレート)
- 所有者(オーナー)と所有権の移転
- チャットログの取り扱い(プライバシー)
- よくある質問
- 関連ページ
概要
ナレナビでできることは、利用者に割り当てられたロールと、個別に付与された管理メニューによって変わります。さらに、AIエージェントやデータベースなどを他の人と共有するときには、共有相手ごとに「閲覧者」「編集者」といった役割を指定できます。
このページでは、「どのロール・権限で何ができるのか/できないのか」を一覧で確認できます。
複数の組織にまたがる管理(組織の追加・料金プラン・提供するAIモデルの設定など)は、サービス提供者(COSM) が行います。これらの操作画面は一般の利用者や組織管理者には表示されず、本マニュアルの対象外です。
権限の決まり方
ナレナビの権限は、次の3つの組み合わせで決まります。
- ロール — 「一般ユーザー」か「組織管理者」か。組織全体の基本的な立場を表します。
- 管理メニュー — 一般ユーザーに対して、管理業務を1つずつ委譲するしくみです。組織管理者にしなくても、必要な管理メニューだけを付与できます。
- 共有による役割 — エージェント・データベース・テンプレートなど、個々のリソースごとに「閲覧者」「編集者」「オーナー」の役割が決まります。
2つのロール
| ロール | 主な役割 |
|---|---|
| 一般ユーザー | チャット・エージェント・データベースなどを利用する、基本のロールです。付与された管理メニューがあれば、その管理業務も行えます。 |
| 組織管理者 | 組織全体の管理者です。ユーザー管理・組織設定を含め、組織内のすべての管理メニューを利用できます。 |
自分のロールが分からない場合は、組織管理者にご確認ください。
以前は「一般ユーザー」「AIエージェント管理者」「組織管理者」の3つのロールがありました。現在は「一般ユーザー」「組織管理者」の2つに整理され、AIエージェント管理者が担っていた業務は、一般ユーザーへの管理メニュー「リソース管理」の付与で任せられます。詳しくは権限の設定(管理メニューの付与)を参照してください。
管理メニュー(権限の細分化)
組織管理者は、一般ユーザーに対して管理メニューを1つずつ付与できます。これにより、「チャットログの閲覧だけ」「用語集やエージェントの管理だけ」といった、役割に応じたきめ細かい権限設定が行えます。
付与できる管理メニューは次の8種類です。
| 管理メニュー | できること |
|---|---|
| チャットログ閲覧 | 全メンバーの会話履歴を閲覧(既定では氏名はマスク表示) |
| 実名で閲覧(マスク解除) | 履歴の氏名を実名で表示(個人情報・監査担当向け) |
| チャットログのエクスポート | 履歴を CSV / Excel で書き出し |
| チャットログの削除 | 履歴の削除 |
| 利用状況ダッシュボード | トークン使用量・フィードバック統計の閲覧 |
| メンバー管理 | メンバーの招待・削除・ロール変更(管理者への昇格は不可) |
| リソース管理 | エージェント・データベース・テンプレート・用語集・ユーザーグループの管理(履歴はマスク) |
| 組織設定 | 組織情報・ロゴ・外部連携・IP 制限の変更、プラン管理(解約の申請)・CU追加購入(解放されている組織のみ) |
管理メニューの付与は組織管理者が行います。付与の手順は権限の設定(管理メニューの付与)を参照してください。
ロール別・権限別 早見表
「○=できる」「×=できない」を表します。一般ユーザーでも、右列の管理メニューを付与されればそのできることが行えます。
| できること | 一般ユーザー | 組織管理者 | 一般ユーザーへ委譲する管理メニュー |
|---|---|---|---|
| AIチャット・AIエージェントの利用 | ○ | ○ | (不要) |
| 自分用のデータベース・エージェントの作成・管理 | ○ | ○ | (不要) |
| ワークスペース・テンプレート・履歴・お知らせ閲覧・個人設定 | ○ | ○ | (不要) |
| チャットログの閲覧(氏名はマスク表示) | × | ○ | チャットログ閲覧 |
| チャットログを実名で閲覧 | × | ○ | 実名で閲覧(マスク解除) |
| チャットログのエクスポート | × | ○ | チャットログのエクスポート |
| チャットログの削除 | × | ○ | チャットログの削除 |
| 利用状況ダッシュボード | × | ○ | 利用状況ダッシュボード |
| ユーザーの招待・削除・ロール変更 | × | ○ | メンバー管理 |
| エージェント・データベース・テンプレート・用語集・グループの管理 | × | ○ | リソース管理 |
| 組織設定・外部サービス連携・IP制限・プラン管理・CU追加購入 | × | ○ | 組織設定 |
| 管理メニューの付与(他ユーザーへの権限設定) | × | ○ | (委譲不可・組織管理者のみ) |
「チャットログ閲覧」を付与されていない一般ユーザーでも、自分がオーナーまたは編集者になっているAIエージェントがあれば、そのエージェント分のチャットログだけを閲覧できます。この場合も氏名はマスク表示です。(組織全体の利用状況ダッシュボードには「利用状況ダッシュボード」メニューが必要です。)
共有による権限(エージェント・データベース・テンプレート)
AIエージェントやテンプレートを個別に共有するときは、相手ごとに役割を選べます。データベースのアクセス権は、それを接続したエージェントの共有設定に従います。
| 役割 | できること |
|---|---|
| 閲覧者 | 利用(チャット)とチャット履歴の閲覧のみ。設定の変更はできません。 |
| 編集者 | 閲覧者の内容に加えて、基本情報・プロンプト・ファイル/データベース・外部連携の編集、共有先(ユーザー・グループ)の追加・変更ができます。ただし公開範囲(組織全体への公開)の変更や所有権の移転はできません。 |
| オーナー(所有者) | すべての操作が可能です。公開範囲の変更・所有権の移転も行えます。個人のリソースは作成者本人が、組織のリソースは組織管理者がオーナーとして扱われます。 |
ユーザーグループが有効な組織では、個人だけでなくグループ単位で共有できます。グループに共有すると、そのグループの全メンバーへ一括でアクセス権が付与されます。詳しくはAIエージェント設定 - 共有設定を参照してください。
所有者(オーナー)と所有権の移転
エージェント・データベース・テンプレートには、それぞれ**所有者(オーナー)**がいます。オーナーはそのリソースに対してすべての操作(編集・公開範囲の変更・共有・削除)を行える人です。
所有者は、担当変更や退職などに備えて、**別のメンバーや組織へ所有権を移す(移転する)**ことができます。所有権の移転は、次のリソースで行えます。
| リソース | 移転の入口 |
|---|---|
| AIエージェント | エージェント設定の「共有」タブ → 所有者を移転する |
| データベース | データベース詳細ページのヘッダー → 所有者を移転する |
| ドキュメントテンプレート/プロンプトテンプレート | 共有設定モーダル → 所有者を移転する |
移転できる人
- 個人所有のリソース: そのリソースの作成者本人(オーナー)のみが移転できます。他人が作った個人リソースは、組織管理者でも移転できません。
- 組織所有のリソース: 組織管理者(グローバル管理者を含む)。
移転先と移転後の変化
- 個人所有のリソースは、「別のメンバーへ」または「組織へ」移せます。
- 組織所有のエージェント・データベースは、特定のメンバーへの「払い下げ」(個人所有への変更)ができます(テンプレートは個人所有からの移転のみです)。
- 移転できるのは同じ組織内のメンバー・組織に限られます。
- 別のメンバーへ移すと、公開範囲は「非公開」にリセットされます。組織所有から個人へ払い下げる場合は、組織全体への公開のみ解除され、個別に共有していたメンバー・グループはそのまま引き継がれます。
所有権を移すと、移転元は編集できなくなる場合があります。移転を元に戻せるのは新しい所有者のみです。移転先をよく確認してから実行してください。
チャットログの取り扱い(プライバシー)
チャットログ(利用者とAIの会話履歴)は、利用者のプライバシーに配慮した取り扱いになっています。管理メニューの付与状況によって、できることが変わります。
- 氏名の表示: 会話に含まれる利用者名を実名で確認できるのは、「実名で閲覧(マスク解除)」メニューを持つ人(および組織管理者) です。それ以外の閲覧者には、氏名は匿名化(例:
User-XXXX)して表示されます。 - 削除: チャットログを削除できるのは、「チャットログの削除」メニューを持つ人(および組織管理者) です。削除すると内容は復元できません。
- エクスポート: 「チャットログのエクスポート」メニューを持つ人(および組織管理者) が、閲覧できる範囲のログを CSV / Excel 形式で書き出せます。書き出し時も、氏名の表示ルールは閲覧時と同じです。
詳しくはチャットログ閲覧を参照してください。
よくある質問
Q: 自分のロールはどこで確認できますか?
A: 画面上にロールを表示する場所はありません。分からない場合は組織管理者にご確認ください。組織管理者は「ユーザー管理」画面で各ユーザーのロールと付与メニューを確認・変更できます。
Q: 「AIエージェント管理者」にしたいのですが、選択肢がありません。
A: 「AIエージェント管理者」ロールは廃止されました。エージェント・データベース・テンプレート・用語集などの管理を任せたい場合は、一般ユーザーに管理メニュー「リソース管理」を付与してください。詳しくは権限の設定(管理メニューの付与)を参照してください。
Q: 組織管理者にせずに、チャットログの閲覧だけを任せられますか?
A: できます。ユーザー編集画面で、そのユーザーに「チャットログ閲覧」メニューだけを付与してください。一般ユーザーのまま、チャットログの閲覧のみ(氏名はマスク表示)が行えます。
Q: 他の人が作ったAIエージェントを編集できますか?
A: そのエージェントを「編集者」として共有されている場合は編集できます。「閲覧者」の場合は利用のみです。組織のエージェントを編集できるのは組織管理者です(「リソース管理」メニューを持つ人は、組織のエージェントの監視・ガバナンス画面での確認とライフサイクル操作を行えます)。
Q: 自分が作ったエージェントを、別の担当者に引き継ぎたいです。
A: 所有権の移転を使ってください。エージェント設定の「共有」タブから「所有者を移転」を選び、引き継ぎ先のメンバーを指定します。移転は元に戻せないため、移転先をよく確認してください。
関連ページ
- 基本のしくみ - 機能どうしの関係
- 権限の設定(管理メニューの付与) - 管理メニューを付与する手順
- ユーザー管理 - ロールの割り当て・招待
- AIエージェント設定 - 共有設定 - エージェントの共有と所有権の移転
- チャットログ閲覧 - チャットログの管理